top of page

治療薬問題集

「総説Q 治療薬HBからの挑戦状!」は治療薬ハンドブック各章の総説に記載されている内容から作成された問題集です。
①問題を解く → ②総説で確認、の2ステップで「薬を学ぶ」にも使えます。

どの問題も、すきま時間にトライしやすい4択式。難易度はさまざまで、意外と忘れがちな知識の復習、スタッフの教育、学生の国試対策にもおすすめです。

次の文中のa,bの組み合わせとして正しいものはどれか。

全身麻酔の維持(全静脈麻酔)には,[ a ]が鎮静薬として使用され,鎮痛薬としては麻薬のレミフェンタニルが使用されている。[ a ]を使用する際には,安定した血中濃度を維持するために,目標濃度調節静注([ b ])が行われる。全身麻酔の導入にも[ a ]が主に使用されている。

(ア) a:ロピバカイン   b:ACI
(イ) a:ロピバカイン   b:TCI
(ウ) a:プロポフォール  b:ACI
(エ) a:プロポフォール  b:TCI

次の文中の[  ]に入るものはどれか。

レミマゾラムは,プロポフォールに比べ循環抑制作用が少なく,投与時の静脈痛がなく,覚醒遅延時には[     ]により作用を拮抗できるなどの特徴がある。

(ア)フルマゼニル
(イ)ミダゾラム
(ウ)ジアゼパム
(エ)フルニトラゼパム

次のうち誤っているものはどれか。

(ア)ベンゾジアゼピン系薬は、催眠、抗不安、抗痙攣、筋弛緩の4つの作用を有する
(イ)非ベンゾジアゼピン系薬は,ベンゾジアゼピン系薬よりも依存や耐
性が起きにくい
(ウ)メラトニン受容体作動薬は,ベンゾジアゼピン系薬よりも催眠作用
が強い
(エ)オレキシン受容体拮抗薬は,筋弛緩作用がなく高齢者に使いやすい

薬剤名と半減期の組み合わせとして,誤っているものはどれか。

(ア)ゾルピデム ―――――― 半減期:2時間
(イ)エスゾピクロン ―――― 半減期:10時間
(ウ)エスタゾラム ――――― 半減期:21時間
(エ)ハロキサゾラム ―――― 半減期:85時間

抗てんかん薬の服薬指導時に患者に伝える内容として,適切なものはどれか。

(ア) 「規則正しい生活,服薬を心がけましょう。服薬時間がずれた場合はその日のうちに1 日量全量を内服する必要はありません」
(イ)「治療開始直後に発作は改善しますが,皮疹,ふらつき,めまいなどの副作用には注意してください」
(ウ)「治療が1年以上にわたることはまれなので,数カ月で改善がみられない場合はご相談ください」
(エ)「緊急時のために若干多めの薬を持っておきましょう」

欠神発作で推奨されない抗てんかん薬の組み合わせとして,正しいものはどれか。
(ESM:エトスクシミド,GBP:ガバペンチン,OXC:oxcarbazepine,PHT:フェニトイン,PGB:プレガバリン,LTG:ラモトリギン,VPA:バルプロ酸,TGB:tiagabine,VGB:ビガバトリン,CBZ:カルバマゼピン)

(ア)ESM,GBP,OXC,PHT,PGB,LTG,VPA
(イ)ESM,LTG,VPA,PHT,PGB,TGB,VGB
(ウ)CBZ,GBP,OXC,PHT,PGB,TGB,VGB
(エ)CBZ,GBP,OXC,PHT,ESM,LTG,VPA

抗パーキンソン病薬に関する記述として,正しいものはどれか。

(ア)L−ドパ含有製剤は,効果が現れるまで時間がかかる
(イ)ドパミン作動薬のうち,ブロモクリプチン,ペルゴリド,ロピニロールは麦角系である
(ウ)抗コリン薬は,エビデンスはないが経験的に振戦に効果があるといわれている
(エ)アデノシンA2A受容体拮抗薬は,ウェアリングオフ改善のため5~10mgを1 日1 回投与する

次の文中の[   ]に入るのはどれか。

オピカポンは[    ]の投与でウェアリングオフの治療が可能であり,長期処方が可能となった

(ア)1日1回
(イ)1日2回
(ウ)1週間に1回
(エ)2週間に1回

a~dが説明する抗精神病薬の組み合わせとして正しいものはどれか。

a:セロトニン5−HT2A,5−HT7 受容体にアンタゴニストとして作用し,セロトニン5−HT1A 受容体にはパーシャルアゴニストとして作用する。双極性障害のうつ状態にも有効である。
b:ドパミンD2受容体に非常に強い親和性をもつ一方で,この受容体に対して部分アゴニスト(約30%の内活性)として作用する
c:内服の徐放錠と持効性筋注製剤の2 剤形があり,徐放錠は浸透圧勾配を利用した放出制御機構であるOROSを採用し,1 日1 回投与で安定な血中濃度を維持できる。
d:薬物治療抵抗性統合失調症に対しても効果が期待できる唯一の薬剤であり,世界の100 近い国々で使用されている

(ア)a:パリペリドン b:アリピプラゾール c:リスペリドン  d:クロザピン
(イ)a:ルラシドン  b:アリピプラゾール c:パリペリドン  d:クロザピン
(ウ)a:ルラシドン  b:ブロナンセリン  c:パリペリドン  d:オランザピン
(エ)a:パリペリドン b:ブロナンセリン  c:リスペリドン  d:オランザピン

次のうち誤っているものはどれか。

(ア)オランザピン,クエチアピン,クロザピンは糖尿病患者に使用禁忌である
(イ)非定型抗精神病薬の忍容性のメリットは,錐体外路症状などの筋・運動系副作用が少ないという点であり,それ以外の代謝系副作用(血糖値上昇,脂質代謝障害)や心循環系の副作用は,従来の定型薬と同等,あるいはそれ以上の可能性がある
(ウ)抗精神病薬の多剤併用や大量処方は心循環系の突然死のリスクを悪化させることがわかっており,非服用者と比較したときの突然死のリスクは,定型薬でも非定型薬でも同様に,CP 換算量が増えるに従って増大する
(エ)持効性抗精神病薬「ゼプリオンTRI水懸筋注」を使用するためには,「ゼプリオン水懸筋注」を他の抗精神病薬を併用せずに,4カ月以上継続投与し,その安全性・忍容性が確認され,かつ精神症状が安定しているという条件を満たす必要がある

抗うつ薬の分類として正しいものはどれか。

(ア)デュロキセチン ーーーー SSRI
(イ)ベンラファキシン ーーー SSRI
(ウ)エスシタロプラム ーーー SNRI
(エ)ミルタザピン ーーーーー NaSSA

抗うつ薬と国内の適応の組み合わせとして,誤っているものはどれか。
(MDD:大うつ病性障害,OCD:強迫性障害,SAD:社交不安障害,
PD:パニック障害,PTSD:外傷後ストレス障害,GAD:全般性不安障害)

(ア)フルボキサミン ーーーー MDD,OCD,SAD
(イ)セルトラリン ーーーーー MDD,PD,PTSD
(ウ)エスシタロプラム ーーー MDD,SAD
(エ)ベンラファキシン ーーー MDD,PD,SAD,GAD

抗認知症薬(ドネペジル,リバスチグミン,ガランタミン,メマンチン)の説明として正しいものはどれか。

(ア)4剤のうち1日の推奨治療量が最も多いのはリバスチグミンである
(イ)4剤のうち蛋白結合率が最も低いのはガランタミンである
(ウ)4剤とも1日の使用回数は同じである
(エ)4剤ともコリンエステラーゼ阻害薬に分類される

抗認知症薬の服薬指導時に患者に伝える内容として,不適切なものはどれか。

(ア)「抗認知症薬は認知症の進行自体を止めることはできません」
(イ)「独居の場合は,認知症が重度に進行したら服薬確認できる体制を整えることが必要です」
(ウ)「脳循環・代謝改善薬の効果は非常に穏やかであり,効果については即断せず服薬を継続することが大切です」
(エ) 「脳血管障害後遺症,頭部外傷の慢性期は理学療法(リハビリテーション)も併用することが重要です」

中枢性筋弛緩薬の記述として,正しいものはどれか。

(ア)チザニジン,バクロフェンを開始薬とし,効果がない場合や症状が重度の場合にエペリゾン,クロルフェネシンカルバミン酸エステルなどを用いる
(イ)チザニジンはα1作用に基づく血圧低下がみられる
(ウ)チザニジンはCYP3A4阻害薬との併用禁忌に留意する
(エ)バクロフェンは痙縮症例に対して髄腔内投与が可能で,注入ポンプを留置した持続髄注が実施される

末梢性筋弛緩薬の記述として,誤っているものはどれか。

(ア)ロクロニウムは気管挿管や喉頭痙攣時の気道確保時に有用であるが,短時間作用(完全回復まで10 分程度)であるため筋弛緩維持には適さない
(イ)ロクロニウム,ベクロニウムはアセチルコリンによる神経筋刺激伝達を阻害し,スキサメトニウムは強烈な脱分極を起こす
(ウ)悪性高熱症の治療でダントロレンを静脈内投与中は,高血圧や頻脈に対するベラパミルなどのカルシウム拮抗薬の併用は避ける
(エ)A型ボツリヌス毒素は,眼瞼下垂を避けるために上眼瞼挙筋周囲への投与を避ける

抗コリンエステラーゼ薬の特徴として正しいものはどれか。

(ア)ピリドスチグミン ーーー 効果発現まで1時間程度で,3 ~ 4 時間持続し,副作用はアンベノニウムより少ない
(イ)ネオスチグミン ーーー 筋注で使用されることが多く,5~10 分で効果発現する。球症状が強く,内服困難な場合などに使用される
(ウ)ジスチグミン ーーー 薬効は弱いが,持続時間が長く,副作用も少ない。眼筋型に優れ,また,点眼薬が主に緑内障や調節性内斜視に使われる
(エ)アンベノニウム ーーー 重症筋無力症の治療において唯一静注可能な抗ChE 薬であり,非常に短時間で効果を発現する

次のうち誤っているものはどれか。

(ア)成人の重症筋無力症患者には病型を問わず抗コリンエステラーゼ薬が有効であり,第1選択薬である
(イ)多発性硬化症の急性増悪期の治療では,高用量のステロイド療法は避けるべきである
(ウ)多発性硬化症の再発予防を目的として病態修飾薬が用いられる
(エ)フマル酸ジメチルはNrf2 経路を活性化し,抗酸化ストレスを軽減し,またNf−κBを介して抗炎症作用を発揮する

次の文中のa~dの組み合わせとして,正しいものはどれか。

片頭痛の障害生存年数は全疾患中,世界で第2 位,日本で第[ a  ]位となっている。予防療法に関しては,Ca 拮抗薬,β 遮断薬,[  b  ]などが用いられてきたが,効果が得られない場合や長期間使用による安全性への懸念が課題となっていた。近年,片頭痛の病態においてCGRPが重要な役割を果たすことが明らかにされ,わが国においても片頭痛の予防療法として抗CGRP 抗体(ガルカネズマブ,[  c  ]),抗CGRP 受容体抗体([  d  ])が上市された

(ア) a:ロピバカイン   b:ACI
(イ) a:ロピバカイン   b:TCI
(ウ) a:プロポフォール  b:ACI
(エ) a:プロポフォール  b:TCI

次のうち誤っているものはどれか。

(ア)中等度以上の片頭痛発作では,禁忌となる状況がなければトリプタン系薬剤を使用する
(イ)トリプタン系薬剤は,早期服用(発作開始30 分以内)のほうが治療の効果がみられる
(ウ)片頭痛予防薬のうち,現在保険適応が可能で使用されるのはロメリジンとバルプロ酸のみである
(エ)トリプタン系薬剤の皮下注は即効性があり有効率も高い。わが国でも自己注射ができるようになり,重症型には有用である

緑内障治療薬と分類の組み合わせとして,正しいものはどれか。

(ア)ブリモニジン―――α1β遮断薬
(イ)イソプロピルウノプロストン―――プロスタグランジン関連薬
(ウ)ジピベフリン―――交感神経非選択性刺激薬
(エ)ドルゾラミド―――ROCK阻害薬

次のうち誤っているものはどれか。

(ア)フルオロキノロン系点眼薬で小児や乳幼児に対して安全性のエビデンスが得られているのはトスフロ/オゼックス点眼薬だけである
(イ)トリアムシノロンアセトニドは本来筋注用であるが,眼科領域では長期間作用するステロイド薬として,後部テノン囊下注射や硝子体内注射により以前から広く用いられてきた
(ウ)ラニビズマブは加齢黄斑変性で視力改善が認められた薬剤である。抗VEGF単クローン抗体のFab 断片で,4 週ごとに硝子体内投与する
(エ)アイラミド配合懸濁性点眼液はブリモニジン酒石酸塩とブリンゾラミドの配合剤であり,β遮断薬を含む

次のうち誤っているものはどれか。

(ア)くしゃみ・鼻漏型のアレルギー性鼻炎の治療では,抗ヒスタミン薬かケミカルメディエーター遊離抑制薬を主体とする
(イ)鼻閉型のアレルギー性鼻炎の治療では,抗ヒスタミン薬があまり効果を示さないことは臨床上よく経験される
(ウ)充全型のアレルギー性鼻炎では,くしゃみ,鼻汁,鼻閉の3大症状が出現し,その治療において3つの優先度に違いは設けない
(エ)舌下免疫療法は3~5年の継続が望ましいとされている

次の文中のa~dの組み合わせとして,正しいものはどれか。

耳鳴りに対しては,その原因疾患の治療を優先し,原因不明の難聴や原因治療で症状が良くならない場合の耳鳴りでは,内耳の血流改善の目的で[   a    ]と[   b   ]を治療の中心とする。また,より多くの血流改善の目的で[   c   ]を使用し,効果を上げることがある。

(ア)a:ビタミンB12製剤
   b:アデノシン三リン酸二ナトリウム製剤
   c:ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤
(イ)a:ビタミンB1製剤
   b:アデノシン三リン酸二ナトリウム製剤
   c:ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤
(ウ)a:アデノシン三リン酸二ナトリウム製剤
   b:ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤
   c:ビタミンB1製剤  
(エ)a:ビタミンB1製剤
   b:ニコチン酸アミド・パパベリン塩酸塩配合剤
   c:アデノシン三リン酸二ナトリウム製剤

非ステロイド外用剤,ステロイド外用剤,保湿外用剤,乳剤性基剤を説明しているのはそれぞれa~dのどれか。

a.接触皮膚炎やアトピー性皮膚炎を含む湿疹・皮膚炎群の対症外用療法に使用する
b.感作しやすいためアレルギー性接触皮膚炎の副作用に注意し,長期使用は避ける
c.アトピー性皮膚炎や乾皮症などのスキンケアとして使用する
d.角層に欠損がある場合,吸収が高まるので使用は避ける

(ア)非ステロイド外用剤―――a ステロイド外用剤ー――b   

   保湿外用剤ーーーc 乳剤性基剤ーーーd
(イ)非ステロイド外用剤―――b ステロイド外用剤ー――a

   保湿外用剤ーーーc 乳剤性基剤ーーーd
(ウ)非ステロイド外用剤―――a  ステロイド外用剤ー――b

   保湿外用剤ーーーd 乳剤性基剤ーーーc
(エ)非ステロイド外用剤―――b ステロイド外用剤ー――a

   保湿外用剤ーーーd 乳剤性基剤ーーーc

次のうち正しいものはどれか。

(ア)慢性蕁麻疹に対しては,個人差があるが,一般的には第1世代の抗ヒスタミン薬のほうが第2世代の抗ヒスタミン薬より効果が高いといわれ,ステロイド経口剤は漫然と使用しない
(イ)難治性の慢性蕁麻疹では,通常量の抗ヒスタミン薬で効果が得られない場合,増量を試みてよい
(ウ)疥癬の原因であるヒゼンダニは,寿命が尽きるまで4 ~ 6 週間にわたって1 日2~ 4個ずつ産卵しながら移動するが,イベルメクチンは卵に対しても有効である
(エ)蕁麻疹に対するグリチルリチン製剤静脈注射の使用は,フロセミドやサイアザイド系利尿薬との相互作用で血清Kが上昇することがある

次の文中のa~dの組み合わせとして,正しいものはどれか。

急性・慢性を問わず心不全では,長期予後を考慮した場合,内服薬としては[ a ]や[ b ],静注薬としては[ c ]や[ d ]などを優先的に投与し,これらの投与が難しい場合や治療効果が乏しい場合に[ e ]の投与を検討する。

(ア)a:硝酸薬  b:ACE阻害薬  c:β遮断薬  d:Na利尿ペプチド  e:強心薬
(イ)a:強心薬  b:β遮断薬  c:硝酸薬  d:Na利尿ペプチド  e:ACE阻害薬
(ウ)a:ACE阻害薬  b:強心薬  c:β遮断薬  d:Na利尿ペプチド  e:硝酸薬
(エ)a:ACE阻害薬  b:β遮断薬  c:硝酸薬  d:Na利尿ペプチド  e:強心薬

カテコラミン製剤の説明として,誤っているものはどれか。

(ア)ドパミンは,高用量投与では腎動脈収縮による腎血流低下のため,利尿作用が減弱する
(イ)ドブタミンは,ドパミンに比較しα1受容体刺激作用や心拍数増加作用が小さいことや,β2受容体刺激作用による末梢血管拡張作用のため,心筋酸素消費量の増大は少ない
(ウ)アドレナリンは,β1受容体刺激作用が非常に強く,アナフィラキシーショックや心停止時の蘇生などに用いられる。催不整脈作用は弱く,気管支痙攣や手術時の局所止血にも用いる
(エ)ノルアドレナリンは,後負荷の増大,心筋酸素消費量増加,腎血流低下などのため,心不全に単独では用いず,他の強心薬で昇圧しない場合に使用する

Vaughan−Williams の分類と薬剤の組み合わせとして,正しいものはどれか。

(ア)Ⅰa群:キニジンーーー Ⅰb群:アプリンジン
(イ)Ⅰa群:リドカインーーー Ⅰc群:プロパフェノン
(ウ)Ⅱ群:ランジオロールーーーⅢ群:ジルチアゼム
(エ)Ⅱ群:アミオダロンーーー Ⅳ群 :ベラパミル

心房細動に対するアミオダロンの使用対象と治療目標として,誤っているものはどれか。

(ア)心不全なしの場合に,レート調節を目標に使用
(イ)器質的心疾患なしで,持続日数>7日の場合に,洞調律化を目標に使用
(ウ)器質的心疾患ありの場合に,洞調律化を目標に使用
(エ)器質的心疾患ありの場合に,再発予防を目標に使用

ア~エはそれぞれ,ニトログリセリン製剤,β遮断薬,長時間作用型硝酸薬,PDE阻害薬のいずれかについて述べている。ニトログリセリン製剤について述べているものはどれか。

(ア)硝酸薬およびニコランジルとの併用は禁忌である
(イ)使用後に頭痛・火照りを生じ,血圧低下を来すこともある(臥位,坐位での使用が望ましい)
(ウ)使用する場合には耐性を予防するため,数時間薬剤が血中に存在しない時間を設けることが推奨される
(エ)手術前中止との見解もあるが,現在では周術期心血管合併症を予防することが確立しており,ハイリスク例では継続する

狭心症の発作予防薬の説明で[  ]に当てはまるのはどれか。

短時間作用型[    ]では急激な降圧と反射性の交感神経緊張・頻脈により心事故の発生が増加するとされている。

(ア)ジルチアゼム
(イ)ベニジピン
(ウ)アムロジピン
(エ)ニフェジピン

実質的な利尿効果の強さを正しく表しているものはどれか。